http://manganavi.jp/interview/doujin/20070726/
「同人まんが道」杉本ニトロさん(2)
http://manganavi.jp/interview/doujin/20070802/
2007年の6月だったかにインタビュー受けたんですが、当時はマンガ描き始めてまだ1年半くらいで、バスアリも連載中だしスタワンも描き始めてた時でした。
約1年経った現段階でインタビューを受けたらどんな風になるのかちょっとやってみようと思います。大体質問内容は皆一緒だし現在のテンプレでやってみます。
――杉本ニトロさんこんにちは!今日は杉本ニトロさんについていろいろお伺いしますのでよろしくお願いします!
杉本ニトロです。こんにちは。どうぞ宜しくお願いします。
――まずは、PNの由来を教えてください。
杉本は旧姓です。ニトロは昔映像クリエイターをやっていた時に使っていた名前の一部です。
――マンガを描き始めたきっかけは何ですか?
アイドルの中川翔子さんが自身のブログでコミスタを使ってえっらい楽しそうにマンガ描いてるのを見て衝撃を受けました。 それで自分でも描いてみたくなった。
――初めて描いたマンガはどんなマンガですか?
「バスターアリス」です。 ノートにラクガキマンガは小学生〜高校生くらいまで描いた事はあったのですが、ここまできちんとしたマンガを描いたのはこれが初めてです。描けるもんだなあと思いました。コミスタ素晴らしいソフトです。
――何か一貫したテーマを持ってマンガを描いていますか?
ラブコメだと思います。とにかく人が人を好きになる話が大っ好きなので、私が描いたマンガ全部に絶対入ってる要素じゃないかと思われます。
――作品のアイディアはどうやって考えていますか?
考えようと思って考えた事はないです。常に普段妄想している事をそのままマンガに描いてるだけです。
――マンガを描くうえで、何に一番苦労しますか?
画力のなさです。下書きはいつもいつも描けない描けないの繰返しです。描けない自分との戦いで気が狂いそうになります。とりあえず描いてる状況を写真に撮って実況ブログ更新する事によって自身を客観的に見て心を落ち着かせています。(逃避
――今回のマンガのテーマを教えてください。
「バスターアリス」
多分お試しマンガでしたねー。これは。とにかくマンガを描くのが初めてだったのでどんな事が出来るのか、どんな表現が出来るのか、どんな描き方で描いたらいいのか色々試しながら描く事が出来ました。テーマらしいテーマはないですね。読んで楽しかったらそれで十分です。
あ、テーマというか、最後の最終回まで絶対きっちり終わらせる!!という事は物凄い思ってました。大体こういう長編マンガだと最後まで描ききらないで途中で挫折するというか、いわゆるエターナル病に陥るというか、実際完結しているウェブマンガを殆ど見た事がないので、私は絶対にそうなるもんか!!と心に決めてました。
「STYLE ONE DARS」
これもやっぱりまだまだお試しマンガに近いんですが、とにかくラブコメですね。あとエロ。この2つに尽きます。人生初めて描いたエロマンガですから。これからもずっと描いていこうと思いました。
――『バスターアリス』を描こうと思ったきっかけを教えてください。
実はこれ2002年頃、当時通っていた専門学校の友達がきっかけだったりします。その頃私は映像クリエイターとして活動していたのですが、その友達が「不思議の国のアリス」が大好きで、アリスをネタにした曲を作ったんですよ。それに私がアニメーション映像を作って1つの作品を制作したんですが、確かその頃に「バスターアリス」というタイトルだけがふと思い浮かんでましたねー。なんか語感がかっちょいいなと思って。
ちなみにその映像作品がこれ。
「Alice in AINOSEKAI」
http://www9.plala.or.jp/nvh/mov/sugimotovideo3/01
(作詞、作曲、歌殆どその子一人でやってます。凄いっす。私はアニメーション担当)
曲とは全く関係ないんですけどね。なんで思ったんだろうなあ。。。なんかアリスが強かったら面白そうな感じがしたんですね。
――『STYLE ONE DARS』を描こうと思ったきっかけを教えてください。
これはもうほんと昔から頭ん中にあった脳内コミックですね。マンガは描いてませんでしたが、お話を妄想するのは大好きだったのでずーっと脳内にあったマンガなのです。
それをきちんと描こうと思ったのはバスアリを描いてて途中で飽きたからですねー。。。やっぱり長編マンガ描いてるとどうしても途中でやる気がなくなる時期がくるものなんですね。違うマンガも描いてみたいと思い立ってとりあえずオムニバスな感じで短編マンガをちょこちょこっと描いてみたら描けば描くほど楽しくなって現在に至ります。大体4〜6話くらいで1つの話が完結する短編ものが繋がってる感じなので物凄く描きやすいです。
――キャラクターを描くときの拘りを教えてください。
これも特に考えようと思って考えた事はないです。とにかく自分の頭の中にある脳内コミックをそのまま出してるだけです。
――今回の作品で杉本ニトロさんのいちおしキャラは誰ですか?
しろーは俺の嫁。
――キャラクターの設定秘話などあったら教えてください。
ナツメさんやゆかり、有馬や元子は実は最初は全然別のマンガのキャラでした。
――今後描いてみたいマンガはどんなマンガですか?
本格的異世界ファンタジー。なんかウェブマンガってどこを見てもファンタジーファンタジーなので私も描いてみたくなってきました。
あと漫才漫画とアクションものと学園ラブコメ。
――1ページあたり、どのくらいで仕上げていますか?
多分トータルで考えてみると1ページあたり2時間くらいかかってるかと思います。
――画材は何を使っていますか?
シャーペンは2B(ネーム)とHB(下書き)。ペン入れはゼブラのGペンと丸ペンと開明墨汁。紙はA4のコピー用紙です。ちょっと高めのTooのカスタムペーパーとかいうのを使ってます。つるつるして墨汁の吸い込みもいい感じです。
仕上げはスキャナで取り込んでコミスタproで枠線とかトーンとか書き文字とか入れて仕上げてます。
――これは便利だ!と思うオススメの道具はありますか?
洗剤のいらないスポンジ!!ペンを拭くのに超便利です。
――マンガを描くときの作業工程など教えてください。
1、パソコンでプロットを書く。(殆ど台詞)
2、それを元にネームを描く。(B4のコピー用紙を半分に折ってB5サイズのノート型にしたもの)
3、ネームをA4サイズに拡大コピー
4、原稿用紙にトレスしながら青シャーペンで下書き。
5、裏にしてトレスしながら青シャーペンで描いたものを黒シャーペンで反転下書き。
6、表の青シャーペンを消してから裏側をトレスしながらペン入れ。
7、スキャナで取り込んでコミスタproで仕上げる。
――技術向上の為に何かされていますか?
以前までは既存のプロのマンガを1ページ丸々模写とかやってましたがとにかく今はマンガをいっぱい描く事だけです。 あとは上手い人のマンガをいっぱい読む。上手い人の絵をいっぱい見る。そして色んな人に自分のマンガを見てもらう。
――杉本ニトロさんがマンガを描くときの丸秘テクニックをこっそり教えてください!
マンガを描いてる時の様子を写真に撮ってブログ更新して後から見てみると物凄く客観的に自分が見れます。 集中力が切れた時はこれをやると結構凌げます。(とにかく逃避
――新しいソフト、道具、マンガに関する情報など、最近気になっていることはありますか?
最近「オープンキャンパス」というペイントソフトが気になり始めました。SAIだとテキスト入力が出来ないので。。。
あとはコミスタ4が欲しいのと、ちゃんとしたB4サイズのマンガ原稿用紙に描いてみたいなあと思い始めました。そうなるとスキャナもA3サイズのが欲しい所です。
――編集社へ持ち込みをしたことはありますか?また、したいと思いますか?
ないです。来年あたりしようと思ってます。 いっぺん持ち込みってしてみたいなあと思ってたので。
――同人誌即売会などへは参加していますか?また、参加してみたいイベントはありますか?
ないです。行ったこともないです。参加してみたいとも思わないです。 自分が描いた本を自分が売子となって目の前で立ち読みされて素通りとか普通にあると知ってからはもうそんな事怖くて絶対に出来ないと思いました。もし参加するとしたら委託ですね。ていうか人がいっぱいいる所が基本的に大の苦手なので自分には不向きだと思ってます。
――休日は何をして過ごしていますか?
旦那と一緒に過ごすようにしています。
――マンガ以外で好きなものを教えてください。
カラオケとお笑い。
――影響を受けたマンガなどあったら教えてください。
基本は山本直樹先生。 あと一番最初に影響を受けたと思われるのは岩泉舞先生だと思う。
――どのあたりに影響を受けましたか?
とにかく岩泉舞先生のマンガを読んでからは絵柄がガラっと一変したのを覚えてます。中学1年の時ですが。
山本直樹先生のマンガを読んでからエロスに目覚めました。高校生の時だったかなあ。
――憧れの作家さんはいますか?もしその憧れの作家さんに会えるとしたら、何を訊いてみたいですか?
いるけど会いたくはないです。大体そういった憧れてる人に会うもんじゃないと思ってるので。ただ何かのきっかけで会う事があったら友達になりたいです。
――最後になりますが、杉本ニトロさんにとって同人マンガとはなんですか?
これ前の質問から1年経って色々考えてみたんですが、多分この先まだまだ凄い発展するんじゃないかなあと思ったり。同人マンガ業界。プロじゃなくてもクオリティの高い面白い作品がいっぱいあって、それらを全世界に向けて発信できて多くの人に読んでもらえるという事が普通に簡単に個人で出来るという事は素晴らしい事だと思います。
どんどん発達して面白いものが生まれてくるといいですね。これからも注目していきたいです。